萩尾望都先生
こんにちは
初めて、萩尾望都先生の漫画を読んだのは
メリーベルと銀のバラ でした。
私は、家の方針でマンガを買うことができなかったので
友達から借りる時だけがマンガを読む少ないチャンスでした。
見返りがないのに貸してくれるありがたい友人がいたので、
一週間の約束でマンガ雑誌を借りることがありました。
その時出会ったのが、萩尾先生でした。
カバンに忍ばせて、部屋にこもり、初めて読んだ時には
布団に入ってからも場面が目に浮かび、台詞が頭の中を流れていきました。
一週間、汚さないように気をつけつつも、ひたすら読み続けました。
返した後も、時々反芻しつつ幸せな気分にひたっていました。
ところが、はたと気がつきました。
作者名もタイトルも確認していなかったのでした。
ネットが無い時代、探す方法がさっぱり見当もつかず
呆然とするばかりでした。我ながら笑えます。
それから何年もたち、家を出て、自分で収入を得られるようになった時に
本屋の棚で見つけた時の気持ちは、
……… なんといったらいいのか
こんなところにいたんだ……
あっ…チョット恥ずかしいセリフ。
でも、人には聞こえないくらいでひとり言をホントに言ってました。
笑
それからは、本屋に行く度に1冊買い、本棚に並べるのが楽しいです。